NPO湿潤治療(モイストケア)を推進する会

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2015/01/08(木曜) 13:20

会員の活動紹介 - 5

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今月は東京の下町、入谷の梅澤医院で整形外科を担当されている 梅澤香貴先

生 をご紹介致します。

梅澤先生は学生時代にスキー競技に携わっていたこともあり、スポーツドクターと

しても活躍しており、冬場の週末は信州のスキー場近くの診療所で怪我人対応をする

傍ら、スキー場でパトロール隊員としても活動されています。

 

ー 医師としてのキャリアを教えてください。

12年間ほど大学の勤務医を務め、その後、父が開業している梅澤医院にて整形外科

を担当して12年経ちました。

 

ー 湿潤治療を始めたのはいつ頃ですか?

湿潤治療を知ったきっかけはちょうど梅澤医院で仕事をし始めた頃です。

実は以前から従来の傷の治療方法には疑問を持っていて、偶然ネット上で夏井先生

のサイトを見つけたんです。

確か夜にサイトを見つけたんですが、朝方まで見ていましたね。

最初はどのように治療して良いかわからなかったのですが、いろいろ調べているう

ちに湿潤治療用の治療材も販売されていることもわかり、病院のスタッフに相談しつ

つ、本を買ってみんなで勉強を始めました。

そして梅澤医院では今後湿潤治療でいきましょうという形になりました。

 

ー 病院としての反対などはなかったのですか?

当院の場合は元々内科でしたので、私が唯一の外科医であったこともあり、全く問

題なかったですね。

 

ー 湿潤治療を行っていて印象的なことはありますか?

顔の傷は本当に治るのが早いですね。特に子供たちは全くわからないくらいきれい

に治っていくのがわかります。

消毒していたら間違いなく一週間はかかるキズが1日〜2日で治りますね。

 

ー 湿潤治療を行っていて何か困ったことはありませんでしたか?

「明日消毒にきてくださいっ」ていう言葉が使えなくなって、なんて言ったら良い

のかなって思いました(笑)。

患者さんには簡単なパンフレットを作って、「被覆材がとれちゃったら消毒しない

でくださいね」って渡したりしてました。

私は冬場にスキー場近くの診療所でも外傷の処置をしているのですが、診療所に

よっては湿潤治療を受け入れてくれないところもあって、なかなか(浸透させていく

ことが)難しいと感じています。

しょうがないので自分が診る患者には自分の病院から持ってきた湿潤治療材(私

物)を使って処置をすることもあります。

でも、最近は患者さんから湿潤医療を希望することも多くなっているようです。

実は当院に来る患者さんの中にも他の病院からに廻されてくる方もいます。

近所のある大きな病院に掛かっていた患者さんが湿潤治療を受けたいと言われ

て・・・。

その病院は自信がないのか、やるつもりがないのかわかりませんが「だったら梅澤医

院さんへ行けば?」と言われて来た方もいらっしゃいました。

またある時は、お子様が大きなヤケドを負い、千葉県のある病院に入院されていた

のですけど、親御さんが湿潤治療を希望し、入院患者なのにウチで治療を受けたいと

おっしゃられたこともあって・・・当院は入院設備が無いのでさすがに他病院に入院

されている患者さんの治療はできず、困ったこともありました。

ただ、湿潤治療も間違ったやり方すると感染を助長させる危険性もあり、ちょっと

かじっただけだとミスをすることもあると思うので、しっかりとキズを見極める力も

必要ですね。

 

ー 湿潤治療を浸透させるにはどうすればよいでしょうか?

ずっと従来の治療されている医師の方の考えを否定するのはすごく難しいですね。

一つのやり方として、あえて「新しい」「古い」という言い方をせず(「古い=否

定」とすると受け入れられない)、「もう一つの治療法」という言い方で、結果を出

し、徐々に仲間を増やしていく、そしてそういうことを地道に続け、成功例を多く出

し、評価をあげていくことでしょうか・・・。

 

梅澤医院ホームページ

http://www.umezawa-iin.com/orthopaedics/seikei03.html

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