NPO湿潤治療(モイストケア)を推進する会

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「あっ」と思った時のファーストエイド

ケガやヤケドは初期対応によってその後の治癒にも影響が出てきます。「あっ」と思ったら、ぜひ以下のファーストエイドを参考に初期対応をして、医療機関にかかるなど適切な対応をとってください。

2016/12/10(土曜) 15:17

会員の活動紹介-21

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今月は獣医師の佐々木ルリ先生先生にお話しを伺いました。今月は獣医師の佐々木ルリ先生先生にお話しを伺いました。

 

- 獣医師としてのキャリアを教えてください。

 日本獣医生命科学大学獣医学部放射線学教室卒業。

 1997年ロサンゼルスのCalifornia Animal Hospital (現Animal Specialty and Emergency Center)で6カ月間研修、さいたま市武蔵浦和のやすだ動物病院にて勤務。

現在は東京都中野区の東京愛犬専門学校講師。

- 湿潤治療を知ったのはいつ頃ですか?

15年ほど前かと思いますが、どうしても治らないキズについて、獣医師の山本先生(動物病院エル・ファーロ)へ相談して教えていただきました。

- 治療を始めたのはいつごろになりますか?

山本先生に湿潤治療の話を伺ってから、すぐに病院で試行錯誤しながら始めました。

思った以上に効果がでてびっくりしました。

- 湿潤治療を始めて苦労したこと、困ったことなどはありますか。

動物は毛があるので貼りつく素材を使うのはなかなか難しいです。

貼りつかない治療材を使用しても、固定する包帯を嫌がる動物が多いですね。今では治療用の服があるので、服の内側に治療材を貼り付けて使用することが多いですね。

また、オスとメスでも使い方が変わったり、耳の大きさ、付き方など個体の特性によってはうまくいったりいかなかったり、と苦労しています。どうやってもうまくいかない場合は、ほお被りにしてみたり。(笑) 固定が大掛かりになったり全くできなかったりもします。

服や被り物については、犬はあまり気にしないですが、ネコは固まってしまいますね。

- 湿潤治療を行った際の印象的な出来事などありますか。

痛くないからか、治療材の交換を嫌がらなくなりましたね。交換する時に暴れなくなりました。

痛い時には暴れるタイプと、シュンとしておとなしくなるタイプがいます。

また、老犬に床ずれができてしまった場合などは、飼い主さんはものすごく自分を責められます。でもそれは仕方ないことですよ、と話をして治療をします。治りが早いので、飼い主さんも喜んでくださいます。

- 湿潤治療を普及させるためには何が必要でしょうか?

多くの人に知ってもらう機会が必要だと思います。

獣医の中ではまだまだ浸透していないのが現実です。

現在、教えに行っている専門学校(トリマーや動物看護士)などで話をしますが、若い学生は受け入れやすいようです。

災害時のペットの避難、暮らし方などと共に、救急治療法としてセミナー等で広めていくのはよいですね。

- その他、何か伝えたいことなどありますか?

動物種によって治癒が異なります、ネコは犬と比較して難しく、皮弁などの形成外科的処置が必要になることも多いです。馬では創傷部位にサルコイドという皮膚腫瘍が発生することがあります。ウイルスが原因とされていますが創傷とどのような関係があるのかまだわかっていません。今後は比較創傷学のような基礎研究がすすんで新薬開発や新しい治療法・医療機器の治験にも応用されることが望ましいと思っています。

東京愛犬専門学校

http://www.aiken.ac.jp/

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